ZALEZAの原材料


長く使用してもくたびれないヨーロッパ産の革

原料の種類は牛、馬、羊、山羊、はたまた爬虫類まで様々で、牛に関しては育成期間や性別によっても種類が細かく別れているうえに、仕入れ地によっても特徴が大きく異なります。

ZALEZAが主に使用するヨーロッパ産と国内産の牛についてお話しましょう。

ヨーロッパの牛1

まず、ヨーロッパと日本では“良い肉”と呼ばれるものが根本的に違います。ヨーロッパは脂身が少なく、噛んだ時に弾力のあるしっかりした赤身が良い肉。反対に、日本では霜降り肉のように、脂があって柔らかい肉が良い肉と位置づけられています。革は副産物ですから、求められる肉の種類によっても変わってくるという事が大前提なのです。

しっかりした赤身の牛が基本のヨーロッパの原材料は肌目も細かく、繊維が太くがっしりしているので、長く使用してもくたびれないという大きなメリットを持っています。世界の一流ブランドも使用する、申し分ない最高級品質の材料です。

ZALEZAではヨーロッパの中でも様々ある原材料から、一流ブランドが使用する全く同じ材料のみを厳選し、独自ルートで仕入れています。

国内産は地域限定のオス牛のみ

ヨーロッパの牛2

しかし、だからといって国内産が良くないとは限りません。ZALEZAでは、国内産の牛に関して地域を限定して一般より生育期間の短いオス牛のみを仕入れています。生育期間が短い分、キズなどが少なく高価な材料です。

また、通常の材料は加工工場からタンナーの元に届くのに最低1ヶ月半かかるのですが、ZALEZAでは独自手法によって、加工工場から最短3日でタンナーの元に届くためフレッシュな状態で素早く鞣すことが可能です。そのため、国内産の革で一般的にいわれる血筋や背脂、下処理での肌荒れなどの大幅な改善に成功し、ヨーロッパ産の素材にも負けない材料となっています。

現在ZALEZAの母体である協伸株式会社のみ保有する魅力のある材料なのです。

鞣(なめ)し方の違い


原皮の時点までは「皮」ですが、なめされた後は「革」になります。

なめしの本質は、皮の状態を変化させ腐らないようにすること。同時に、硬くなる欠点を取り除き柔らかくしたり、耐久性を高めたりします。また、なめしに使用する薬剤によって革は下記のように分類されます。

革の仕上げ方によって、なめし方のベースを考え構成されています。

太鼓なめしの風景

++ 植物タンニンなめし革

ミモザ、チェスナットなど植物の樹皮から抽出した渋を利用してなめした革でヌメ革とも呼ばれます。

植物タンニンなめし

茶褐色で光により暗色化しやすく、低pHでは淡色、高pHでは濃色になるためなめしの際に調整されています。堅牢で磨耗や可塑性が高く、伸びが小さいので成形性が良いことが特徴です。





++ クロムなめし革

金属なめしの革の一種で、塩基性硫酸クローム塩を使用してなめした革。

クロムなめし

染色や仕上げ加工をおこなう前までは一様に青く、この状態をウエットブルーと呼びます。一般的には、柔軟性・弾力性・抗張力・耐久性・染色性に優れ比較的軽いですが、可塑性に劣る面があります。現在、もっとも主要ななめし革素材であらゆる革製品に使用されています。





++ コンビなめし革

まずクロム剤でなめし、再なめしに植物タンニンまたは合成タンニン剤を使用してなめされた革。

コンビなめし

特に型押し革はクロムなめしだけでは型抜けが起きやすいので、一般に再なめしにタンニン剤を使用し、型抜けを防止する処理をおこなったりします。革の性質は、クロムなめし革とタンニンなめし革の中間の性質を持ち、両なめし革の欠点を補っているためこちらもよく使用されるなめし方です。

仕上げ方の特徴


ZALEZAはアニリン仕上げがベース

アニリン仕上げ(素あげ調)

アニリン仕上げ

革本来の繊細な銀面模様の特徴が生きるよう、鮮明な染料(主として顔料を含まないアニリン染料)と、透明感のあるタンパク質系の仕上げ剤(カゼイン)で仕上げた革。動物本来のキズやシワ・血筋などが残るため、比較的にキズなどが少ない高価な材料を使用する傾向があります。経年変化を楽しめ、使えば使う程美しい風合いへと変化します。

ピグメント仕上げ

ピグメント仕上げ

主に顔料を使用し、バインダーを含む塗料液で仕上げた革。銀面のキズやシワを隠して均一な着色ができるため、経年変化ではなく購入時の状態を長く保ちたい方に好まれる傾向があります。

*アニリンとピグメント仕上げの中間にはセミアニリン仕上げという、絶妙なバランスを有する技法もありますが、ZALEZAでは、基本的にアニリン仕上げをベースに革の味や風合いを第一に楽しめる商品を展開しています。

但し書き


たとえば、このような「ただし書き」が革製品に付いてるのをよく見かけます。 
「使用する素材は天然皮革のため、キズやシワ、色ムラが 含まれる場合があります。自然の革の風合いとしてお楽しみください」 

いやー、そう言われてもねぇ、と首をかしげたりしませんか。 購入する側の立場になれば、新品時からキズなどないほうがいいし 自分の買った革製品はきれいに整っていてほしいわけです。
結局、「ただし書き」って、メーカーの言い訳でしょ。
きちんと良い革でつくればいいのに......と。 

もちろん、わたしたち作り手も、そう考えます。 タンナーとしてきれいな革を製造しその革で商品を仕立てようと日々奮闘しています。 しかしながら、ZALEZAのレザーアイテムにも、前述のような「ただし書き」を付けさせていただきました。 少し長くなりますが、「ただし書き」の背景を説明いたします。

生き物の肌に、化粧をほどこすということ

革は、生き物からつくります。
食肉用などとして飼育された牛や馬などの皮を利用してつくります。
生き物の肌を加工して、革にするわけです。 

ごく当たり前のことですが、普段バッグなどの最終製品しか見る機会がないとそこからはちょっと想像しにくいですね。でも、これが大前提です。 生き物ですから、個性があります。 

飼育時に肌についたキズは一頭一頭異なるし、シワだって、深さや入り方は違います。 虫刺されの痕もあります。同じ状態はふたつとない。すべてがイレギュラーです。 

タンナーは、一枚一枚条件の異なる「皮」をなめして腐らない「革」にしていきます。 その後の工程では、なめした革に色を付けたりして レザーバッグなどの最終製品をつくるための革素材へと仕上げていくのです。この仕上げ工程は専門的で複雑ですが、ざっくりいえば、人間の化粧メイクみたいなものと、 とりあえずお考えください。

様々な化粧方法が革にもありますが、ZALEZAでは革の風合いや手触りなど "革らしさ"を追求し、天然の革の良さをより知ってもらいたいという思いで 化粧を極力し過ぎない仕上げを採用しています。 そのため、例えば、深いキズや血筋、トラなどが隠しきれない場合があるのです。 しかし、これこそが"自然の証"であり また、世界に1つしかない"表情"のあるレザーアイテムへとなるのです。自然素材であるレザー。1点ごとに個性のある天然皮革。 もし、ご購入いただいたZALEZAのレザーアイテムに自然の証が付いていたら 天然の表情として楽しんでいただければと思います。

※ZALEZAの商品には以下のものが含まれる可能性があります。
ZALEZA(ザレザ)のブランドコンセプト